カシュー王一騎討ち不敗神話の秘密

ロードス島戦記完結後の世界で、暗黒の島マーモの公王となったスパーク君の苦闘を描くシリーズ最新刊『新ロードス島戦記(5) 終末の邪教(上)』を買いましたのですよ。
前巻までで抵抗勢力の新生マーモ帝国をほぼ討ち果たしたかに見えたスパーク君率いるマーモ公国でしたが、帝国の中枢たるカーディス信者の抵抗が意外にも強硬でして。リアル神のいるファンタジー世界の宗教団体は一味違うぜってところを見せてくれますわ。
ソード・ワールド等とも併せてフォーセリアを舞台にした作品もかなりの巻数を数え、そろそろネタが出尽くした感が無きにしもあらずですが、そこはさすがワールドデザイナーの水野氏、カーディス神・マーファ神関係などで新設定を繰り出してくれまして、往年のファンとしても驚きを隠せません。
今回は上下巻の上ということで、非常に厳しくもおいしいところで引きになってるんですわ。ええもう、続きが楽しみでたまりませぬ。なんだかんだ言って水野作品ってかなり好きだったんだな、オレ。






ところで標題の件、作中でギャラックがぶっちゃけてくれたんですが、英雄戦争におけるカシュー王vsベルド皇帝の一騎討ちにおいて趨勢を決した一本の矢、いろいろと疑惑が交錯しておりましたが本当にカシュー王の仕込みだったんですね。なんというか、アイテムコレクション愛読者だった私はカシュー王はマジ強ぇえええ人だと信じていたので、今回のバレは軽くショックだったりw
でも火竜山でのvsアシュラム戦はガチだと信じたいオレ。