こうなるよ

“黒技法”の中の人(id:yatugiri)に薦められた『エヴァーグレイス』のハードカバー版を読んでみましたのですよ。さすが付き合いの長い氏の推薦だけあって、私の属性を良い感じに狙い撃ちしてきますな。
それにしても主人公のユテラルドですよ。すさんだ半生のおかげで一見ハードボイルドっぽいくせに、シャルアミに再会したとたんにネタばれ1だったり、ラストではネタばれ2だったり、可愛すぎだよおいw。少女マンガかっつーのw!
後はあれですね、PC3的ポジションのオブリッドがもう、実に良いサブキャラっぷりでした。ネタばれ3。
著者の下村家惠子さんは、ソードワールドRPGの長編小説『死せる神の島』を書かれた方ですね。そういえばこの本の主人公の戦士と魔法使いの義兄弟もなんだか微妙な関係だったな。レイストリンと兄貴並みに。なんつーか男キャラが格好良かったり可愛かったりする作家の方ですわ。


エヴァーグレイス

エヴァーグレイス



ネタばれ1:また厄介ごとに巻き込んでしまうんじゃないかと思って素気無く接して、そのくせ頭を抱えて悩んでみたり。


ネタばれ2:また厄介(r夜中にこっそり旅立ってみたり、先回りされて嬉しそうだったり。


ネタばれ3:幼馴染みの姫さんへの想いとか、ユテラルドとの友情(クレストにビビるあたりも含めて)とか。彼の最期にはグッと来ましたですよ。