ゴルゴ的自分ルール

9月24日に触れたゴルゴ13についてですが、後編を立ち読みしましたのですよ。


容疑者として逮捕された人物は、過去に別件でゴルゴに暗殺を依頼したことがあり、今回の件でもその鮮やかな手口から彼の犯行であろうと推測したが、依頼の条件の一つである「ゴルゴについての情報を一切漏らさない」という項目を守り、自己の犯行を否認するに留まった。
一方ゴルゴは、容疑者から自分の情報が漏れてもおかしくない状況であるにもかかわらずその様子が無いことから、彼が“依頼の条件”を守っていることを知る。


容疑者の人物としては、情報を漏らしたら今度は自分がゴルゴに消されるという懸念もあったため黙っていたという面もあるのですが、ここでゴルゴも彼を見殺しにせず、今回の依頼のスナイプを再現して見せることで疑いを晴らすという行為に出たことが、ゴルゴの職人気質というかプロフェッショナルな中にも微妙な人情味を垣間見せており、非常に魅力的なのでございます。
ついでに今回のミッション中に利用したアルバイト清掃員のフォローもしているあたりがなんとも心憎いのでした。