したり顔の星詠みが出てきやしないかとヒヤヒヤしましたよw

『空ノ鐘の響く惑星(ほし)で』が堂々の完結でございます。


空ノ鐘の響く惑星で〈12〉 (電撃文庫)

空ノ鐘の響く惑星で〈12〉 (電撃文庫)

本編ラストで顔をクシャクシャにしながら一人スタンディングオベーションですよ。さらにエピローグを読んでもう一度スタンディングオベーション。心の底からきゃっほいさせていただきました。
個人的には理想的な結末でございました。私はこの感動を与えてくれた渡瀬先生にお礼がしたい! 次の作品もぜひ買わせていただきましょう。




クライマックスの、フェリオとリセリナが異次元空間を彷徨うシーン、二人が行方不明になっている間のウルクや他の人々の様子、そして帰還という一連の流れがとてもよかった。
パラサイトムーンの3巻ライスとでも弓の消失→残された心弥の描写→帰還という流れがあって、こちらはやや食い足りない感じだったのに対し、今回は十分に堪能させていただきました。
さらにエピローグで数年後が、しかも期待した以上の展開になっていたことに非常に驚き、そして嬉しかったり。うん、やっぱりスタンディングオベーションにふさわしい、素晴らしいエンディングでした。