誰かがほら呼んでる君の名前を?

富士見ファンタジア文庫の『魔法戦士リウイ ファーラムの剣 牧歌の国の魔法戦士』を読みましたのですよ。


↑なんか表紙に横田絵のリムルルっぽいのとゴーグっぽいのが見えますが気のせいではない。


さて今回はリウイ王子一行がアレクラスト大陸東方の草原の国ミラルゴを旅するっつーことで、大陸地図の東に意味ありげに描かれている巨人像の秘密にも迫る内容となっております。
その他、草原の部族の内紛に巻き込まれてみたりとか。近年の*1水野先生の作風は、文体はごくシンプルながら権力闘争というか社会戦的要素が多めに含まれ、そういった方面でも楽しませていただいております。
作品内でアレクラストの歴史も徐々に進んでおり、今回初めて生アトンが登場したり、狂気の女王の国ロドーリルが城塞都市プリシスを陥落させたり等のイベントも発生しております。実プレイからは遠ざかって久しいソードワールドですが、かつてこの地を舞台に冒険を繰り返した身としてはこれらの事件の行く末も気になる次第でございます。

*1:ロードス島戦記終盤〜ロードス島伝説あたりから。