年下のお姉さん

『烙印よ、虚ろを満たせ。 SCAR/EDGE(2)』を読みましたのですよ。およそ一年ぶりのシリーズ新作となりますね。
舞台は魂の実在が証明され、魂を扱う術が技術として定着しつつある*1近未来。苛烈な体験により魂の一部の欠落と引き替えに特殊能力を得た者達が信念と魂をかけた激突と、超人バトルに巻き込まれながらも彼らに劣らぬ信念を貫こうとする健気で貧乏な少女の物語です。
前作は敵がものゴッツいおっさんでしたが今回はコンバットナイフと5-7で武装した生意気系美少女しかも幼馴染みと来た日には、絵師植田亮氏の腕も冴えようってもんです。つーかぶっちゃけ絵買いでした。
作者の方は、グループSNEでゲヘナリプレイなども執筆された三田誠氏ですな。作風は硬派でやや薄味って感じです。爆発的に面白いといった類のものではありませんが、なんとなく作者の人柄の良さが伺える作品です。


*1:実際はほとんどブラックボックス扱いで、根幹となる部分は一部の者が独占している。