昏君!

普段あまり文章を読まない知人に「お前が入れ込んでいるラノベはどれもこれも文章がくどくて読みにくいんじゃー」と指摘を受けました。ぐむー、言われてみればそんな気がしないこともあったりなかったり。いやでも神林長平作品とか京極夏彦作品なんかと比べればぜんぜん読みやすいのばかりだとも思うのですよ?
んで、これくらいがちょうど良いと『彩雲国物語』の1巻を渡されまして。実際に読んでみたところ情景の描写よりもキャラの心情と行動で進めていく感じでした。漫画的というか。ただ十二国記のような古典中国風漢字ファンタジーワールドの物語なので人名の読みを覚えるのがたいへんでした。毎見開きの初出のところで読み仮名入れてくれればいいのによー。オレ頭が悪いからよー。
それからストーリーについて、後半でバタバタと状況が動くんですが、そこが面白くもあり「えー、あのキャラが実はこうなの?」とビックリガックリでもあり。良くも悪くも意外性のある話でした。