ベテランGMの豪腕が唸る

アリアンロッドでPLをしました。GMはロリ踊娘氏。メンバーは下記のとおり。

  • 僧/賢(“しぃしーアコ”)
  • 魔/賢
  • 僧/侍
  • 僧/拳
  • 盗/狩
  • 盗/銃(私)



今日はロリ踊娘が不在(GM)でしぃしーアコたんが在席でしたんで、私は僧/賢ではなく別に作ってあった*1盗/銃を成長させて参加しました。しかしこれだけPCがいてウォーリアがいないとは……私が戦士キャラを新たに作成して参加すりゃよかったって気もしますが。一応言い訳しておきますと、ゲーム開始時には盗/狩の参加が未確定だったんですよぅ。戦士無しも困るが、盗賊無しも困りますよねぇ? ね?


◆オープニングフェイズ◆
我々の滞在する村に、どこぞのお金持ちの使いを名乗る人がやってきました。なんでも里子に出して行方不明となっていた娘を探していて名前をたよりにしぃしーアコを訪ねてきて、探知機能のある腕輪*2が彼女に反応したというのです。使いの人はしぃしーアコを引取るのを前提にお金持ちに会わせるつもりで、しぃしーアコもなにやら乗り気です。

しぃしーアコ:あたしはもう神殿のカビ臭い簡易寝台にも粗末な七草粥にもうんざりなのよ!
魔/賢:私は普通に宿屋に泊まっていますが。
盗/銃:神殿の寝台の整備も食事の準備もしぃしーアコの仕事デスノ。いわゆる自業自得デスノ


実はしぃしーアコは見た目こそ7〜8歳くらいの幼女ですが、その姿はライフパスの「呪い」の影響によるもので、実年齢は17歳という設定があり、使いの人の証言*3と食い違っているのですが、本人以外はその事実を知りません。なんだか胡散臭いと思いつつも、冒険者への依頼もあるとのことで我々はしぃしーアコに率いられ、件のお金持ちの屋敷に向かうことになりました。


◆ミドルフェイズ◆
屋敷の周囲は広大な農園*4に囲まれていました。案内人の説明によると、もともと所有していた農園に加えて、最近になってさらに二つの農園を買い足し、運営しているとのこと。予想以上の大物っぷりです。
屋敷に着くなり、我々はお金持ちの農場主の歓待と、後妻さんの辛辣なお言葉を受けました。事情を聞いたところご主人は女遊びがお好きで、しぃしーアコは死んだ本妻ではなく愛人に生ませた子で、ご主人と血の繋がりがあるとは確定出来ないとのことでした。そんな娘を今さら引取るなんて言ったら、そりゃ若い後妻さんは面白くなかろう、とPLは及び腰になったのですが、しぃしーアコは上手いこと娘に収まって財産を乗っ取ろうとやる気満々。農場主に媚びを売りまくりです。

しぃしーアコ:パパー、と甘えた声で呼んで抱きつく。後妻に見せつける様に。
盗/銃:( ´,_ゝ`)プッ しぃしーアコがパパとか言うと、親子じゃなくて別の関係みたいに聞こえますデスノ
しぃしーアコ:ふん、言ってなさいよ。今の内に態度を改めるなら、後で良い目を見させてやらなくもないわよ。
盗/銃:へーへーそいつはありがたいことデスノ。甘い汁吸うつもりで、前みたいにとっつかまって股にチューブ付けられて、別の汁絞られる羽目にならないようにせいぜい気を付けるんだな、デスノ
しぃしーアコ:黙れ、その話はするな!


さてそれとは別に、農場主は我々に冒険者としての仕事を依頼してきました。なんでもゴブリガン帝国*5を名乗る妖魔の一団に農場が荒され、怪我人も出たとのことで、警備を一週間程度行って欲しいというのです。一週間あればしぃしーアコが農場主の娘ではない証拠を掴んで、穏便に退散することができるかもしれないと考え、我々はその依頼を受けることにしました*6


その夜、さっそく見まわりに出た我々をよそに、しぃしーアコはふかふかのベッド*7で御満悦です。が、眠りにつく直前に階下から物音がすることに気付きました。様子を見に行くと、台所で後妻さんと執事が料理人を打擲しているではありませんか。

しぃしーアコ:えー……MS?
後妻:この役立たず! 薬を間違えてどうするのよ!
しぃしーアコ:そういうプレイ……ってわけでもなさそうね。
GM:ところで君、敏捷度判定をしたまえ。……(失敗)……隠れていることを気付かれた。
執事:お嬢様、こんな夜更けになぜこのようなところに?
しぃしーアコ:ゲゲー! えー、えーと……おしっこ
僧/侍:またそのネタか。
魔/賢:またこのネタですね。
盗/銃:さすが、しぃしーアコ。私達には出来ない言い訳を平気な顔をしてやってのける。そこに痺れる。憧れないけど。


なんとかその場は言い逃れできたしぃしーアコでしたが、トイレの外には執事が見張っています。引き続きピンチ。

しぃしーアコ:ちょっとアンタ達、ギルドマスターがピンチなのよ。さっさと駆けつけなさいよ!
僧/拳:無理ー、私達は広い農場の外周にいるからー。
盗/銃:そういやこのゲーム、登場判定ってなかったっけ? まぁあってもこの状況じゃ難易度は200くらい?
しぃしーアコ:チッ、使えない奴らね。いいわ、GM、窓を開けて叫び声を上げます。
盗/銃:こんな時間に? 近所迷惑デスノ
しぃしーアコ:そんなことかまってられないわ、こっちは命の危機なのよ。だいたいあんたたちが揃ってあたしをほったらかしてるからこんなことになるんじゃない。
僧/侍:見まわりに出る前に、一緒に来るか聞いた。
しぃしーアコ:……とにかく叫ぶわよ。
GM:全員【感知】で判定。成功した人には「ギニャアー!」という叫び声が聞こえる。
盗/銃:ブレカナの《救難信号》*8みたいデスノ……判定に成功しちゃった。他は?
僧/拳:あー……聞こえた。
盗/銃:一人だけだったらしらばっくれてたデスノに。とりあえず窓の下まで行って声をかけましょうか。何を夜中に騒いでるデスノ? 近所迷惑な。
しぃしーアコ:んなこたどうでもいいから、早く屋敷の中からドアの前に回りなさいよ。一人でここを出たら絶対あの後妻が何かしてくるに決まってる!


それはアンタが後妻さんに喧嘩を売ったせいじゃないのかとブツクサ言いながら屋敷の中に回り込むと、トイレのドアの外では執事が慌てふためいていました。

執事:お嬢様、いかがなされました!?
盗/銃:で、ドアの前に来たけど。これからどうするつもりデスノ
しぃしーアコ:仲間が来たのを確認してドアを開けて、「えーん、ゴキブリがでたのー」
魔/賢:……
僧/侍:……
僧/拳:……
盗/狩:……
盗/銃:……
GM:後妻がメイドを呼んで叱る。
僧/拳:あーあ、メイドさん怒られちゃった。
僧/侍:しぃしーアコのせいだ。
魔/賢:しぃしーアコのせいですね。


翌日、我々は農園の被害を確認に出かけようとしますが……

しぃしーアコ:行かなーい。なんであたしが今さら、そんな泥臭い真似しなくちゃいけないのよ。あたしはこの農場主の娘なのよ!
盗/銃:そんなこと言ってまた単独行動するつもりデスノ? 昨夜の騒ぎをもう忘れたんデスノ
しぃしーアコ:つーん。あ、GMGM、あたしいつもの血にまみれた*9小汚いミスリルクロークを脱いで、白いワンピース着ます。それと麦わら帽子かぶって表に遊びにいきます。
盗/銃:ケッ、調子に乗りくさってこのチビ人間が。何デスノそのコスプレ、最終試験くじら気取り!?


しぃしーアコと分かれて農場の被害状況の調査を開始した我々でしたが、どうも様子がおかしいようです。農場に特に荒された形跡はなく、農夫達の証言も曖昧で、襲ってきたのがゴブリガン帝国なのかギルマン民族の第三帝国なのかもはっきりしない始末。怪我人も出たとのことですが、街の医者に診てもらいに行っているということで接触が図れません。結局これといった情報を得られなかった我々は、街へ行ってこの農園と依頼人について調査を行うことにしました。


出掛けに、我々は農場主に詰めより、しぃしーアコを娘とした根拠である腕輪を借り出しました。街に行くついでにこれが本当に当てになる物なのか鑑定してもらおうというのです。
せっかく借り出したということで、我々は自分らもこの腕輪が反応するか試してみました。すると……

GM:僧/拳に腕輪を近づけると、腕輪に嵌まった石が光を発した。また、僧/侍、盗/狩にも微弱に反応を示している。
盗/銃:わかりましたノ! この腕輪はアコライトに反応しているんデスノ
盗/狩:待ってください、それじゃ私に反応していることの説明がつきませんよ。
盗/銃:ぐ、ぐむー。
魔/賢:(各人のキャラシーを見ていて)あ、これこれ、これじゃありませんか?(ライフパスの欄を示す。)
盗/銃:生まれ表? 私は異種族の親。
僧/拳:呪いー。
僧/侍:邪神の祝福。
盗/狩:同じく。
魔/賢:人工生命。しぃしーアコは確か呪いだったはず。この腕輪は呪いや邪神の血に反応しているのではないでしょうか。


この推測は水の街クラン=ベルの冒険者協会での鑑定により、正しかったことが判明しました。
さらに我々は予定どおり農場主について聞き込みをし、彼は女遊びがお好きであること、彼の農場に隣接している農場の経営者が最近あいついで病死したり行方不明になったりしていること、彼はその後すぐに経営者のいなくなった農場を買い取ったことなどの情報を得ました。農場の買取は不自然ではないが、やや性急にすぎるとのコメントもあり、何やら隠された意図を匂わせています。


ちゃららら〜ら*10


一方、サイバトロン基地農場では、遊びつかれて屋敷に戻ってきたしぃしーアコが、荷物運びの手伝いと称して言葉巧みに地下室に誘い込まれ、農場主と後妻さん率いる農夫達に囲まれていました。
彼らは“嫉妬の神”と“憤怒の神”の使徒を名乗り、呪いの影響で肉体の老化が遅くなったしぃしーアコの体を奪うことが目的であることを明かします。もちろんしぃしーアコが農場主の娘なんてのも大嘘。彼女をこの農場に誘き出すための方便だったのです。
激昂したしぃしーアコは聞くに堪えない罵詈雑言を吐きかけて《テレポート》で脱出を試みましたが*11そこは敵もさる者。地下室は魔法的な仕掛けで《テレポート》が封じられており、近接戦闘力を放棄して支援に特化したつくりになっていたしぃしーアコは碌に抵抗もできないまま、とっ捕まってしまうのでした。


そんなことになっているとは露ほども知らず*12、我々は農場に帰還しました。が、しぃしーアコの姿が見えません。部屋には彼女が身につけていたはずの白いワンピースが乱雑に脱ぎ捨てられているばかりです*13。彼女はどこかと農場主を問い詰めても「外に遊びにいっているんじゃないですかぁ?」などとはぐらかされ一向に要領を得ません。
どうすれバインダー、と頭を抱えた所で今度は農場主の方から、荷物運びを手伝って欲しいとの要請がありました。地下倉庫の整理のため表に出していた荷物を再び運び込んで欲しいと言うのです。

盗/銃:あからさまに怪しいデスノ。全員が同時に地下に入っているタイミングが存在しないようにローテーションを組むデスノ
魔/賢:いえ、状況を進展させるために、ここは敢えて罠にかかる場面ではないかと。
盗/狩:虎穴に入らずんば虎子を得ずとも言いますよ。
盗/銃:ぐ、ぐむー。一理ありますデスノ


協議の結果、罠は踏み破って進むべしということになり、後で合流できた時のためにしぃしーアコの荷物を回収した後、全員そろって地下倉庫へ。
案の定、全員揃った所で地下倉庫の床が開き、我々は大量の荷物共々さらに地下に落とされてしまいました。倉庫の床はすぐに閉ざされてしまい、我々は暗闇の中に閉じ込められてしまうのでした。


◆ダンジョンハック◆
落ちた先に待っていたのは、農場の地下に広がる大洞窟と、そこに閉じ込められた元農場の従業員達でした。彼らは元々屋敷に勤めており、農場で労働者を監督する立場でしたが彼らと折り合いが悪く、農場主が偽者に入れ替わった際に暴動を起こした労働者達に追い立てられ、この地下洞に閉じ込められたというのです。
なんともコメントのしづらい状況でしたが、我々としてもこんなところで一生を過ごすつもりはありませんので、彼らに洞窟の内部構造を尋ね、脱出の算段を練ります。しかし大切な仲間のしぃしーアコの行方がわかりません。
途方にくれる我々に、しかし救いの手が差し伸べられました。囚われ人の中に、一日目の夜に失敗を咎められ地下に落とされていた料理人がおり、彼と引き替えに地上に復帰した息子が上手いこと立ちまわってしぃしーアコをこの地下洞に送りこんでくるはずだというのです。我々はその時を待つことにしました。


ややあって、我々が落とされた地下倉庫の床が開き食糧などと共に、口を布切れでふさがれ蓑虫状に簀巻きにされたしぃしーアコが落ちてきました。

盗/銃:あーらお嬢様、ずいぶん妙な所でお会いしましたデスノ
しぃしーアコ:むぐー、むぐー!
盗/銃:それにとーっても惨め素敵なお召し物デスノね。よくお似合いデスノよ。
しぃしーアコ:むぐぐー!
盗/銃:称賛の言葉もありませんが、言わせていただきますデスノ……「ザマぁみろ!」 ギャハハハハハ!
しぃしーアコ:むごーッ!


ひとしきりからかった後しぃしーアコの戒めを解き、我々はダンジョンの探索を開始しました。地下倉庫から落とされた所は通路のどん詰まりでしたので、道は一方にしかありません。シーフ二人を先行させ、前進します。
第1の十字路。まっすぐ行くと囚われ人の居住区があり、左右の道は通行を禁じられていると料理人から聞いていましたが、行くなと言われると行きたくなるのが冒険者の性*14。とにかく入ってみようぜ、と十字路に踏み込んだところで突如左の通路から岩がゴロゴロと! しかもこの岩、顔がついてる!


16レベルエネミーのローリングストーンとバトル開始。高い攻撃力と物理防御に悩まされつつも、魔法防御がスカスカという弱点を突きなんとか撃破。さらに右の通路から転がってきたもう一体のローリングストーンも撃破! 初っ端からこのレベルのエネミーをぶつけてくるとは、さてはGM、本気で我々を潰す気かと慄きつつ、我々は歩を進めました。


第2の十字路。左は居住区、右はギルマンの住む地下水脈、正面は侵入禁止。ここでも行くなと言われた方に行きたくなるの法則に従いまっすぐ進みます。通路は大きく右にカーブしながら続いていましたが、突然GMが「《ウォータースピア》が飛んでくる。不意打ちなので回避−1D」と言い出しました。よくよく目を凝らして見ると、通路をふさぐように透明な塊が!
塊の正体は14レベルエネミーのアイスウォールでした。近接して攻撃すると魔法で反撃してくる強敵です。が、所詮は1体、さらに水属性でこちらにはしぃしーアコの《ファイアウェポン》があります。アイスウォールは集中攻撃を食らい、蒸発しました。


通路の奥には、どん詰まりに扉が一つありました。せっかくだからと開いてみれば、小さな部屋に農場主に雇われたと言う医者が一人で机に向かっていました。すばやく制圧し尋問したところ、彼はここでギルマンの肉体を利用したゴーレムの研究を、農場主の許可の元に行っていたとのことでした。さらに生かして解放するという条件で、農場主と後妻さんの秘密を聞き出すことができました。彼らはとあるアーティファクトの力で農場や地下洞の人々から生命力を収奪することにより擬似的な不死性を得ており、攻撃してもすぐに自動回復してしまう。アーティファクトはこの先の広間の壁に彫られた邪神像の眼に嵌まっているとのことでした。
非常に有益な情報をもたらしたということで我々は約束どおり医者を解放しました。立ち去り際に彼は、魔/賢を見て「六号」と呼んでいました。どうやら生まれ表の『人工生命』に関する伏線のようです。


ここで我々は一旦地下洞まで引き返し、二番目の十字路の右の方へ向かいました。そこにはギルマンの一群が待機しているとの情報を得ており、放置してラストバトルに突入した場合に背後から不意打ちを受けることを警戒したのです。

魔/賢改め六号:というわけでひき返してギルマンを倒しておきましょう。
僧/侍:挟み撃ちされるのは面白くないしな。
盗/銃:それは良いんですけど、なんで皆さん私のほうを見ながら言うんデスノ
しぃしーアコ:それは以前、アンタがGMの時に実際に挟み撃ちをしたからでしょうが!
盗/銃:んっん〜、そんなこともあったかなぁ〜(; ̄3 ̄)y==~~~


待ち構えていたのはギルマンウォーリアーズ*15と、青い鱗が偉そうな大型のギルマンでした。ウォーリアーズは僧/侍の《トルネードブラスト》で難なく切り身にしたものの、《苦痛耐性》5レベルを誇る青いギルマンが固くて固くて。結局ここでもしぃしーアコの《ファイアウェポン》が決め手となりました。また幸い青ギルマンは範囲型の攻撃を持っていなかったためしぃしーアコの《プロテクション》が有効に働き、致命的なダメージを受けずに済み、我々はある程度余力を残したまま最終決戦に臨みました。


◆クライマックスフェイズ◆
医者のいた部屋からさらに先に進むと、大広間で農場主と後妻さんが待ちうけていました。壁には医者の情報どおり邪神像のレリーフが刻まれ、その眼には宝玉が怪しげな光を放っています。
農場主と後妻さんは尊大な態度で、自分らが邪神の使徒であること、抵抗は無意味であること、しぃしーアコの体さえ無事なら我々を殺すことに躊躇いはないが、おとなしく降伏して忠誠を誓うなら地下洞に落とす程度で済ませてやる、といったことを話しかけてきました。しかしギルド“最後の十字架”は頭ごなしに命令されることを異常に嫌う生来のヘソマガリぞろい。普段は碌にキャラクタープレイなぞしないくせにこんなときだけは良く回る口で御立派な反逆者台詞を吐き散らして敵を侮辱しながら、ラストバトルに突入しました。


敵はきらきら光る人型の結晶体が一体、縞縞模様の猫科の大型獣が一体、農場主(PCと同じ手順で作成したナイト)、後妻さん(PCと同じ手順で作成したプリースト)という陣容。初っ端に盗/狩が遠距離攻撃でアーティファクトを破壊し幸先のよいスタートをきったものの、その後の戦闘はこちらは前衛向けのキャラが少ないため農場主にラインを突破されてしぃしーアコにエンゲージされ延々と殴られつづけるというひどい展開でした。勝ちを焦った盗/銃が結晶体に放った《ブルズアイ》を後妻さんの《ハイプロテクション》で防がれてしまったのも厳しかった。
結局、《ファイアウェポン》と《フェイス:ゴヴァノン》でダメージ効率を上げ、僧/侍の《アウトストリップ》と盗/銃の《ブレットレイブ》で敵の回避率を落としたPC前衛が敵前衛に競り勝ち、不毛な削りあいを制してなんとか勝利を納めることができました。農場主と後妻さんには逃げられてしまいましたが……


◆エンディングフェイズ◆
偽農場主を追い払った後、我々は地下洞に閉じ込められていた人々を解放しました。解放された人々の中に本物の農場主がいたので、彼に事情を説明して後事を托し、我々は農場乗っ取りの夢破れてしょぼくれるしぃしーアコを引き摺って村へと帰還しました。
なお、今回知り合った屋敷の料理人がしぃしーアコに恩義を感じ、屋敷を辞めて村の神殿に就職しました。おかげで神殿の台所事情は大幅に改善されたということです。

しぃしーアコ:これで貧乏臭い七草粥とおさらばよ!
六号:だから、もともと料理を作っていたのはあなた自身でしょうが。


◆ポストアクト◆
いやはや、つらい戦いでした。今日ほど《プロヴォック》持ちのウォーリアがいてくれたら、と思ったことはありませんでしたよ。しぃしーアコがエンゲージされたところで盗/銃が前線を離脱して農場主のエンゲージに入り、しぃしーアコを逃がすという戦術も考えたのですが、空いた結晶体のその後の機動を制御できないため踏み切れなったんですよ。そういう時に《プロヴォック》持ちのキャラが引き受けてくれたらな、と思ったわけです。敵の前衛を一つのエンゲージに固めることができれば、六号の範囲魔法攻撃を有効利用できますし。
今日参加していなかったギルドメンバーでは翼の騎士が《プロヴォック》を持っていますが、できれば黒技法の人にも持っていていただきたいところ。モンクなら【精神】を上げる意味があるので、《プロヴォック》を有効に使えると思うのです。今度遊ぶ時に提案してみよう。


なんだか後半巻きが入りまくりですが、これにてプレイレポート終了。実プレイもミドルフェイズが充実していたためかなり長丁場になりましたが、楽しいシナリオでした。GMの誘導の上手さが悪魔的というか、ミステリっぽいシナリオかと思わせてPCを分断したところで罠に嵌める手際の良さがもうガクブル。ロリ踊娘さん、お疲れ様でした。


おまけ:オレの脳内ロリ踊娘PCイメージ→http://www.mto-power.com/ds_senko/img/ds_w02_1024.jpg

*1:通称2アカ

*2:ドラゴンレーダーのようなものと思っていた。

*3:行方不明の娘さんは12歳くらい

*4:GM曰く、アメリカンな広さ。

*5:オレ設定。ゴブリン王ルアダンを頂点とした、多数の妖魔・魔族からなる一大帝国。統制の取れた集団戦術と異様に高い士気を誇る。

*6:この時点では普通に妖魔退治のミッションだと思っていた。

*7:天蓋付き

*8:ブレイドオブアルカナの、流離い人ウェントスの特技。シーンに登場していないPCに登場判定を強要する。

*9:主にしぃしーアコを庇った翼の騎士や黒技法の血。

*10:トランスフォーマーのシーン切替時の曲

*11:街に出かけていたギルドメンバーをほったらかして村に戻るつもりだったのでしょうか。

*12:PLは知っているがPCは知らないフリ。

*13:実はしぃしーアコは地下室におびき出される前に、危険を感じてミスリルクロークに着替えていた。

*14:サガ

*15:6レベルエネミーのギルマンナイトをモブ化