バーガータイム

電撃文庫の『空ノ鐘の響く惑星(ほし)で (7)』を読みましたのですよ。詳しくは続きを読む以下で。


空ノ鐘の響く惑星で〈7〉 (電撃文庫)

空ノ鐘の響く惑星で〈7〉 (電撃文庫)





えらく長い一夜であった……今回のMVPはライナスティですな。パンプキンを手玉にとるなんてすごい! 感動した! 正直甘く見ていた。馬鹿にしててゴメンねって感じだ。
来訪者の一団にも大きな転機が訪れたわけですが、弓使いエンジュがイリスにくっついていったことが後々良い方向に働きそうな予感、というか期待。渡瀬先生は「期待させておいてぐだぐだ引っ張って結局どうにもならない」みたいなことはしない作家のような気がする。人柄の良さというか。
コウ司教の口から世界設定のかなり踏み込んだところが語られましたが、リセリナの元いた世界でも制御しきれていなかったというあたり、まだまだ根が深そうです。つーかこの辺は前巻でも触れられていたはずなんだが、いかん、伏線を忘れている!?
そしてウルクが引き続きうわぁああああ(;´Д`)なのですよ。教授とシアの支援が得られたとはいえ未だ予断を許さぬ状況。やはり渡瀬作品の幼馴染みヒロインは禄な目に遭わないなぁ……。つーか今回リセリナの出番がイマイチ少なくありませんか? 渡瀬先生、幼馴染みだからってウルクばっかりヒイキしないでw!
出番が少ないと言えばフェリオ王子も今回はイマイチ。でも現状の分析と心情描写があったり、ラストでウルクがピンチでも取り乱さなかったり、ホント良い主人公だ。年こそ若いが、彼は大人だ。王子様万歳。あ、今は王弟か。
ところでクラウス兄チャマはとんだすっとこどっこいですね。なんかもう濤羅ですかアンタはと。近いうちベルナルフォンにニアを嫁に……とか言い出して、逆にメチャメチャ説教されそうな気がする。