首輪装着はデフォルト

サヴェッジ・サイエンス』なる新作TRPGを買ってみました。「秘密組織に属する改造された動物がマッドサイエンスで悪事を働く怪人の陰謀に立ち向かい色々苦労するけれど最後にはいい気になって大活躍し勝利するRPG」だそうです。
PCが獣人ということで、見た目『ブラッディ・ロア』を思い出させます。システム的には人間/動物/戦闘形態を切り替え可能で、人間/動物形態では能力値が制限されますが、戦闘形態はその二つの形態の能力値を合計して扱うため、非常に強力です。ただしシナリオ上、敵の陰謀を暴き出した後でないと、戦闘形態を取る許可が得られないという制限があります。
システム的な話をもう一つ。このゲームはミドルフェイズがボードゲーム的に半自動化されております。「進行度」と「不審度」という二つのパラメータで、PCが陰謀の確信に迫っている度合い、PCが敵から怪しまれている度合いを管理し、MAXになったところで変化が起こるといった感じです。昨今のTRPGの多くに採用されている進行の遅滞を防止する工夫として、キャラクターごとに背景や目的、暗示的なキーワードを設定してロールプレイを補助する仕組みとは異なる方向性のアプローチを模索しているということでしょうか。
それと敵。敵がハッチャケてる。前半を読んだ限りではわりとシリアスな雰囲気のゲームかと思っていたんですが、敵の紹介を読んでそれが大間違いであると気付きました。ここでは紹介しきれないんで、ちゃんとした紹介ページができたらそこを見て笑って頂きたい。
機会があったら遊んでみたいですね。