百鬼夜翔完結

TRPG百鬼夜翔の小説シリーズが完結いたしました。正直なところこのシリーズのオレ的評価はずっと低空飛行でした。
前シリーズの妖魔夜行に比べてどうにもキャラに魅力を感じなかった。妖怪としても、キャラクター性にも。またグループSNEの若手作家の作風も受けつけなかったです。たまに面白い作品があると、作者が山本弘だったり清松みゆきだったり……天津冴あまつさえ妖魔夜行のメインキャラがいろいろしょんぼりな状態で再登場したり……ああもう、ああもう。
最終話の3部作も、部分的には良いところもありましたが、全体的にはあ〜あって感じでした。非常に残念です。
ところでGURPSの第4版が夏にリリース予定ですが、妖魔&百鬼の直接の続編となるサプリメントは出ないようですね。現代伝奇物として別の展開が行なわれるようです。『リボーン・リバース』というタイトルが発表されていましたが、タイトルからすると転生物? うほっ、転生戦士! なんていかがわしくも胡散臭い響き! 個人的にグループSNEで現代伝奇をやるんだったらせっかくだから友野詳の『クロス・ザ・スレイヤー』をベースにして欲しかった気もするが、まぁいいや。
現代伝奇TRPGはナイトウィザード、ダブル・クロス、異能使いビーストバインド等ライバルが多いが、GURPS好きとしてはぜひ頑張っていただきたいところです。