理由：ナチだから

突然ですが映画『ヒトラー 〜最期の12日間〜』（http://www.hitler-movie.jp/）を見て参りましたのですよ。この時期にスターウォーズでもなく宇宙戦争でもなく逆境ナインでもなく亡国のイージスでもなく敢えて『ヒトラー』ってあたりが微妙なアレさ加減を醸し出していたりはしないか。そうか。
観に行くにあたり上映している映画館を調べてビックリ、東京では渋谷と新宿でしか上映されてねぇ！Σ('A`)　んで渋谷に行ってまたビックリ、ほぼ満席！Σ('A`)


んで本編なんですが、ヒトラーとナチスの破滅が過剰に持ち上げられるでもなく貶められるでもなく、重厚に、濃密に、写実的に描写されておりまして、終始圧倒されました。
この映画では、彼らがここに至るまでにどのようなことを為してきたかはほとんど語られないため、おそらくそこらへんの知識があったほうがより深く楽しめるんでしょうね。自分の無知さ加減が情けない。それでも映像、音響、役者等、単品の映画として非常に優れており、楽しめたと思う。上映時間は１５５分とのことですが、全然長く感じませんでしたわ。


ところでドイツ軍の軍装っていちいち格好良いですよね。フリッツヘルムとかロングコートとかモーゼルとかパンツァーファウストとか鉄十字章とか。身ごなしもビシッとしていてなんかもうハァハァきますよ。そういうミーハーな楽しみ方もありってことにしておいてください。