餓えたる者は常に問い、答えの中にはいつも罠

“翼の騎士”氏がGMで、アルシャードを遊びました。メンバーは私のパンツァーリッター、“黒技法”氏(id:yatugiri)のバーバリアン侍娘、“偵察機”氏のボクっ娘忍者、“しぃしーアコ”氏のやさぐれストレンジャー(30歳)の4人。ホワイトメイジのいない素敵な構成です。我々のプレイ環境ではメンバーが浮動なんで、往々にしてこういうことが起こりがちです。恐いですね。


さて、3月6日の日記でも触れていますが“翼の騎士”氏のALSは余所とは一味違い、PCはシャード持ちのクエスターではなく、シャードを持っていないチンピラです。加護もブレイクもありゃしません。人呼んでナイシャード。なんつって。
ところが今回、導入部でマイPCのパンツァー*1に突然シャードが宿ったではありませんか。イェーイ。一回こっきりですが、持っているスタイルのどれか一つの加護も使用可能とのこと。太っ腹だぜ、GM! しかしこれはいったいどういう陰謀でしょうか。何やら悪い予感がする喃。つーかストレンジャー(30)の視線が痛いんですが。


シナリオは、「冒険者になる!」と勇んで家出したお金持ちのボンボンを連れ戻せ、というミッションでした。
いろいろ調べた所、実は彼とは前々回のシナリオで「一緒に遺跡を探索しよう」と言っていながらこちら側の都合により一方的に反故にしたという経過があった事が判明*2
さらに情報収集を行ったところ、最近彼と接触があった冒険者の一団と出会うことができました。遺跡探索に同行させて欲しいと持ちかけられ仲間にしたが、どうにもこうにも使えないんで、適当に理由をつけてお別れしてきたとのこと。酒場で彼らからそんな話を聞いていたところ、突然外で悲鳴が。
急いで駆けつけると、冒険者のリーダー(シャード持ち)が無残にもミイラ化して死んでいました。ちょっと根拠は薄弱でしたが、これは彼らを恨んだ金持ちボンボンの仕業に違いないと踏んだ我々は、彼らに協力を要請しましたが……

冒険者1:い、いやだ! 俺は降りる!
冒険者2:俺も俺も。
ストレンジャー:あ〜ん? 手前ら、リーダーの仇を討とうとは思わねぇのか?
冒険者3:だってよぉ、シャード持ちの勇者様だったリーダーがこのザマだぜぇ、俺達じゃ敵わねぇよ……
パンツァーリッター:馬鹿野郎、怖気づいてんじゃねーぜ! シャードを持ってるから勇者なんじゃねぇ、勇気のある奴のところにシャードは現れるんだ!
ストレンジャー:……
忍者:ちょっと、それはめちゃめちゃ上から物を見た言い方じゃないw?
バーバリアン:パンツァーリッターが言って良いセリフじゃないよねw
GM:つまりパンツァーリッターは、自分は勇気がある勇者だが、ストレンジャーはそうではない、とw
ストレンジャー:……
パンツァーリッター:あ、あれ? や、ち、ちがう、違うんだ、これはその、言葉の綾というかなんというか……
ストレンジャー:さすが、シャードを持っている勇者様は言うことが違うねぇ。ケッ。
パンツァーリッター:ひぃいいい、煮え台詞が空回るぅううう!?


そんなオモシロ遣り取りがありつつもシナリオはつつがなく展開し、ラスボスのめっちゃ強そうな角魔神を倒して金持ちボンボンを連れかえり、報酬をゲットすることができました。ヨカッタヨカッタ。しかし、ストレンジャー氏がシナリオ中で「奈落の使徒」を名乗る人物から“黒いシャード”を受けとってしまっていたりと、この後の展開も油断がなりません。ストレンジャー氏が追い詰められて「捧げる……!」発言したときに贄にされないように気をつけなくっちゃ!

*1:モトバイザーみたいに変形するイカすバイク

*2:PL、PCとも思いっきり忘れていました。