判ってンだよ、お前が悪い奴なんだろ!?

アリアンロッド、今日は僧/魔*1の人がGMをやってくれるということで、私はPLをさせていただきました。ARAは妙な癖のないファンタジーワールドで、システム的にも判り易くかつ考える要素もそれなりにあるところで、いつも遊んでるメンバーの中でGMをやろうかという人もぼちぼち現れていまして、嬉しい限りでございます。自分がGMやる度、アフタープレイでPLの2倍以上の成長点を得て「ヒャッハー! これだからリアルバトルGMはやめらんねーぜ!」*2としきりにアピールしたのが実を結びつつあるのか?(w
ともあれ今回はいつも頼りになる僧/魔PCがいないんで、私が今まで稼いだ成長点を注込んで新たに《プロテクション》持ちの僧キャラを作成し、セッションに臨みました。僧/魔からスタートして5レベルまで上げながら魔→召→賢にクラスチェンジ。しかし取得スキルの半分を《プロテクション》に突っ込んだため、僧以外のスキルは自動取得のものを除くと《マジックブラスト》と《コンセントレイション》だけ。《ガーディアン》も欲しかったんですが、これはまぁ追々取るという事で。

  • 戦/召(翼の騎士氏のPC。《ファミリア》*3欲しさに今回サマナーにクラスチェンジ。)
  • 戦/拳
  • 魔/賢
  • 僧/賢(私)


●オープニングフェイズ
これまでの活躍が認められたのか村人達の我々を見る目も徐々に生暖かいものから熱い視線に変化しつつあるようで、なんとお調子者の村人2人が「俺達も冒険者の仲間に入れてくれ!」と言い出しました。

村人A:オラ達も村さ守るだ!
戦/拳:いや、あなた方は既に村の自警団に所属しているのでは……
村人B:あんなヌルい団体、ダメッス! 時代は冒険者ッス!
戦/召:ハハハ、この人達は自警団の主だったメンバーと折り合いが悪くなって、僕らの仲間に入りたがっているんじゃないデスか〜?
GM:意地悪言うなよ(苦笑)。純粋に君らの活躍に感動したんだよ!

●入団試験
ギルドマスターの僧/魔*4の口添えもあり、とりあえずそこらへんのゴブリンあたりと戦わせて使いものになるか様子を見ようということになりました。

戦/召:それではテストです。命乞いをするゴブリンにトドメを刺してください。
僧/賢:ためらわずトドメを刺せたら合格ですー。


まぁ冗談さておき、村人2人は街道周辺をうろついていたゴブリン1モブを首尾良く血祭りに上げ、一応テストは合格ということで村に帰り宿屋でささやかな酒宴をあげることになりました。

村人B:どうッス、オレ達も立派に戦えるッス! 仲間に入れてくるッスよね?
魔/賢:いやぁ……
戦/拳:やっぱり冒険者はやめておいた方が良いと思いますが……
村人A:それはそうと、皆さんはなして冒険者さなっただか?
戦/召:……
戦/拳:……
魔/賢:……
僧/賢:……
GM:なぜ皆目をそらす!?


この後、各自のライフパスを見ながら騎士団の構成員をスカウトするため旅に出た*5だとか謎の暗殺拳法を伝承する一家から逃げ出してきた*6とか自分探しの旅*7だとか単なる修行っつーか物見遊山*8だとかいろいろ過去をでっち上げながら、やっぱり冒険者は他に何もできない人が二進も三進もいかなくて仕方なくなるものだから真っ当な人間の暮らしをしていたかったら悪いことは言わないからやめておけ、と誠意溢れる説得を繰り返していたところに新NPCが登場。

女性:すみません、こちらに村人Aがおじゃましておりませんでしょうか? 私、村人Aの妻ですが。
僧/賢:妻ーッ!? 奥さんいたですかー!
戦/召:家庭のある人が冒険者なんかになっちゃダメ〜ッ!
戦/拳:まだ帰れる家があるんだから……こんなに良いことはない……
魔/賢:ていうか村を守る前にまず自分の家庭を守りなさいよ!


とまぁ一斉に( ゜д゜)*9して、とりあえずその日はお開きになったのですが……

●暴走
翌日、司祭様に呼ばれて神殿に行ってみると、村人Aの奥さんが。なんと村人AとBが郊外の森へ、前回出現したアンデッドの残党の掃討に向かったと言うのです。微妙な気分になりつつも、礼拝堂の天井に空いた大穴*10をチラチラ見ながら依頼を提示する司祭様に逆らうべくも無く、お調子者2人の回収に向かうことになりました。
森に分け入ると案外すんなり、バラバラになったスケルトンやゾンビのパーツと重傷の村人Bを発見しました。ヒールで回復してやると、村人Aはさらに奥に向かったとのこと。村人Bに冒険者の自由は野垂れ死ぬ自由であることを懇々と説いて村へ送り返し、我々は村人Aを追ってさらに森の奥へと歩を進めました。

●圧倒的ではないか我が軍は!
森の奥でついに我々は倒れふす村人Aと、彼にトドメを刺さんとするワイト×1、ゾンビ×3を発見しました。早速戦闘開始です。
まぁ正直なところ今更ワイトやゾンビが数体出現したところでどうにかなる我々でもなく、ほどなく撃退できました。GMの人もなにしろ10数年ぶりのGMということで、今回は感覚を取り戻すためのお試し版的シナリオなので軽めに設定されたようです。


戦/召:OK、余裕のワイト撃破。
戦/拳:流石、翼の騎士。あとは魔/賢にエンゲージしてるゾンビ一体だけですね。では現在の村人Aと僧/賢のエンゲージから離脱して、ゾンビに向かって移動します。
僧/賢:あ、そうすると私だけが村人Aとエンゲージした状態ですねー。そろそろ彼が立ち上がって私を羽交い締めにして喉にナイフを突きつけて「ファーッファッファッファッ! バカめ油断したな、オレはこの瞬間を待っていたのだ!」とか言い出す場面ですー。
戦/拳:な、なんですってッ! いつの間に村人Aと入れ替わったの?
戦/召:いや、村人Aは最初から怪しいと思っていたんだ。ようやく正体を現したな。
GM:そんなことしませんよぅヽ(TдT)ノ


●殴り合い宇宙
アンデッドを封印撃破した我々は改めて村人Aに説教を始めました。

僧/賢:村人Aの頬を平手打ちします。「こんなことだから! こんなことだから!」
戦/召:「待ちたまえ!」村人Aを《カバーリング》して《アイアンクラッド》。
僧/賢:何ッ、何で? ていうか手が痛いんですけどー。
戦/召:まだフェイトが残ってるんだよ〜ッ! 《アイアンクラッド》にフェイトの残りを突っ込んで使いきる……で、村人Aに向き直って「歯ぁ食いしばれ!」*11
GM:え、ええッ? 「何をするだ〜ッ!?」
戦/召:誰が僧/賢のヘロいビンタで済ませてやるかよ!(w
戦/拳:村人Aを《カバーリング
戦/召:ゾンナルンゲンナデカャール!?*12
戦/拳:戦/召が殴ったら村人死んじゃうじゃないですか。
村人A:「ヒッ、ヒィッ!」おかしいわ、この人達みんなおかしいわ!


どうやら我々の誠意溢れる説得が通じたようで、村人Aと村人Bは村を守る前にまず自分の身を守ることに決めたとのことです。めでたしめでたし。

*1:前回《レイズ》にファンブりまくった人。僧/僧からクラスチェンジ

*2:ウドのバトリング観客風に

*3:MPタンク。姿は美少年の小妖精。額に「50」

*4:GMの持ちPC。今回はNPC

*5:戦/召:我がネバーランド騎士団は年若い男性団員を募集中です。主に団長のMJの意向で。

*6:戦/拳:変な修行をさせる以外は普通に裕福な家だと思っていたのに……

*7:魔/賢:人工生命でしかも記憶喪失……

*8:僧/賢:私楽観主義なんですよーあははははー

*9:ゴルァ!

*10:前回の最終決戦のおかげで礼拝堂はボドボドだ!

*11:そんな大人、修正してやる!

*12:そんな人間なぜ庇う!?